大人の階段のぼる、キミはまだシンデレラ

今日は有楽町へ
新任管理職スタートアップ研修に行ってきた。




十代の頃の俺だったら
「へっ。人並みしやがってよう」
とバカにしてたに違いない。





いろいろ人並みにやってこなかった人間が
いろいろ経験(脱線)してみてから思う、
人並みの楽しさである。


スーツ着て、携帯灰皿持って、名紙を胸ポケに入れて、
舐められないようにちょっと髪型をセットしていく。
そして髭までセットする。





今日はテレビの取材があるらしく人がイッパイいた。
お、前回より若いのがいっぱいいる。
前の研修では最年少俺、その次まで10くらい離れてたみたい。


周りを見渡しても、みんなリーマンっすね。
あたりまえですが。



んで、やることは。


テストみたいなヤツから
「理想の上司とは?」みたいなディスカッションやら
・神経質
・飽きっぽい
・仕事が遅い(弱点)
・報告をしない(弱点)
とかを短所ではなく長所として捉えてみる、とかね。
(・神経質→細かいところに目が行く、みたいな)




ニンゲンの、
というかオトナの頭の中って、
筋肉と一緒だと思うんですよ。


使う部分は回転が速いまま維持できるけど

使わない部分は衰える。


要は今まで(部下だったころ)は使わなかった部分の脳みそを
刺激するのが目的みたいな印象のセミナーでした。なるほど。














でも、思ったのは
チームでディスカッションした時、
同じチームのおっさん達の意見の乏しさ。



俺は小さい頃からへそ曲がりで、
どうにか人と違う答えを出したくて
設問の裏側に立って考えてしまう習慣がある。
(就職したらコンプレックスになった)





みんな、思いつくままでいいのに
うーん…とか悩んでいる。
出てきた答えも
凄いつまんない。パッとしない。
(そういう趣旨じゃねえか)

中学生くらいのガキにやらせてみたら
凄い模範解答だしてくれるんじゃないか?













でも、
そらそうか。

実際に管理職やってる、
管理職として悩みを抱えてる人だもんな。
きっとリアルに自分の境遇とダブらせてしまうんだろうな。





難しい事は何にも無くて
あっけらかんとした設問に対して
真剣に悩みにいく為、研修を受けに集まったオッサンたち。























大人つーか社会人って難儀なもんだと思う。






別に研修自体は凄い為になったし
明日からすぐ仕事で役に経ちそうな事を
教えてくれたんだけど、



なんか、
大人になるって
いろんな事情が噛み合って

標準になることなのかも知れないとか考えてた。





んで、頭をガチガチに固めてから
頭の中の畑を耕す行為にいそしんでる。









「だってしょうがないじゃん。
ステレオタイプになる事が、サラリーマンとして成熟する近道なんだから。
一番大切なのはいろいろ背負った上で、創造できることなんだから。
まずは背負わないと。」





わかるさ。
俺も重しを背負いたいから就職したんだ。
そのぐらいわかるよ。

がんばるよ。
音楽はやるけど、
社会人、一つ一つ噛み砕いて消化して
身につけて行くよ。










だからそんなに俺を拒絶しないでくれ丸の内。

駅から降りただけで冷や汗が出た。
まだ俺にはアウェイ気分。


ウチに帰ってなんかホっとしてるよ。




ア・ソング・トゥ・ルイン

ア・ソング・トゥ・ルイン




全てのピースが揃った「瞬間」のバンドだけが持てる
爆発力。
この瞬間にいる人達って荒削りなところとかもひっくるめて
必然性に変えてしまう説得力をもつんだよね。

だからバンドって大好きだ!




高校生のままオトナにはなれないんだろうか?
十代の頃のように高確率でピースを揃えたい。